自転車走行中に音楽は聞ける?安全に聞くには
- 2019.06.10
- ロードバイク(RoadBike)
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独立型のBluetoothイヤホンが普及してから、イヤホンして自転車に乗っている人を多く見かけます。
安全に走行できるのかは非常に疑問です。
自転車でイヤホン使用は法律違反?
国が定める道路交通法では自転車走行中のイヤホン使用について、はっきりとは禁止されていません。
ですが、安全運転義務違反となる可能性はあります。
走行中のイヤホンの利用について、具体的には各都道府県の道路交通規則で定められおり、都道府県によって内容に若干の違いがあります。
私の住む東京都では、”東京都道路交通規則” の 第8条 (運転者の遵守事項) で、
イヤホンなどを使用し音や声が聞こえないような状態での運転は禁止されています。
(5) 高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホーン等を使用するときは、この限りでない。
東京都道路交通規則
片耳ならいいのか?と言う人もいますが、イヤホンの着用がどうというよりは、安全に聞こえるかどうかの問題だと思います。
日本の場合、右耳を塞いだら後方から迫る車の音は聞こえにくいですよね?
自分が加害者/被害者になる可能性があることを認識・理解しましょう。
走行中に音楽を聞くには
※条例によってはNGのところもあります
走行中音楽を聞く方法の一つとして骨伝導ヘッドホンがあります。
骨伝導ヘッドホンは耳を塞がず、音楽と周囲の音を同時に聞くことができます。
骨伝導ヘッドホンとは
骨伝導ヘッドホンの特徴は、頭部の骨を振動させ聴覚神経に直接作用することで鼓膜を通さずに音を聞くことができることです。
耳を塞がないので周囲の音も聞くことができます。
また、耳に何も入れないので、長時間利用しても疲れにくいです。
骨伝導ヘッドホンのメリット
- 周囲の音と音楽を同時に聞くことができる。
- 長時間利用しても耳が痛くなりにくい。疲れにくい。
骨伝導ヘッドホンのデメリット
- 巡航30km/hくらいから聞こえなくなる
- 交通量の多い通りでは聞こえづらい
- バッテリーのもちは良くない
ローディーにとってはデメリットの内容はかなり致命的かと思います。
巡航30km/hくらいからは耳から入ってくる風切り音のほうが大きくなり、音楽は殆ど聞こえなくなります。巡航30km/hくらいはすぐに出るのではないでしょうか。
また、骨伝導ヘッドホンは接触部分自体を振動させる構造になっており、ボリュームを上げるとこの振動幅も大きくなります。その分、バッテリーの消費も多くなります。
風切り音で聞こえづらいのでボリュームを上げる、そうするとバッテリー消費が早まり、長時間利用できない。となってしまいます。
まとめ
自転車に乗りながら音楽を聞きたい人は多いと思います。
しかし、道路交通法の改正により走行中のイヤホン使用は基本的にNGです。
それでも音楽を楽しみたい人には骨伝導ヘッドホンという選択肢があります。
利用状況によっては聞こえづらくなってしまいますので、”ないよりはマシ”くらいに考えるのが良いと思います。
周囲の状況把握を怠らず安全に自転車に乗るのが一番だと思います。
私はテレビを見ならがzwiftでローラ回すとき、テレビの音声をbluetoothで飛ばして骨伝導ヘッドホンで聞いています。
痛くもならず蒸れもせず、一般的なイヤホンよりずっとラクです。
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